木造住宅で暮らし始めると、深夜にパンッと木が割れたような音を聞いて、びっくりすることがあります。不良な木材を使っていたのではないかとか、施工が悪かったのかもしれないとか、さまざまな不安がよぎって、なかなか寝つけなくなってしまうかもしれません。このパシッは、柱や梁に亀裂が入ったことを示していますが、軸組の構造には支障がないので心配する必要はまずありません。昼間は周辺の生活音のせいで気がつかないかもしれませんが、夜同様、この亀裂音は発生しているはずです。
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切り出された木材は少しずつ表面から乾燥して収縮を始めます。長期間木材を寝かせて十分に乾燥させたり、人工的に乾燥させてから使えば、建築後に大きな亀裂が入るようなことはあまり考えられないのですが、現実はそうもいきません。家具用材や工芸用の木材ならともかく、一般の建築用材として使うには時間もコストもかかりすぎるため、乾燥が必ずしも十分に行なわれてはいないのが呪状です。