モデルルームの正しい見学法

2011.10.14

住宅の良さを見きわめるチャンスとなる販売センターに設置されるモデルルーム・モデルハウス(以下、モデルルーム)で、余計なところにばかり感心して、肝心なところを見落とすケースが少なくない。例えば、設置されている家具や置物、カーテンに目を奪われてしまうケース。感心するのは勝手だが、家具を買いに来たわけではない。女性の中には、モデルルームに入るといきなり台所に行き、設備を細かく調べ始める人がいる。もちろん、台所の設備も厳しくチェックしなければならないが、それだけ調べればよいというものではない。ほかの部分も見て、それから台所も見るべきだ。では、モデルルームで有意義な時間を過ごすにはどうしたらよいか。まず、チェックしたいのは、部屋の広さの印象だ。その際、気を付けたいのは、LDにはテレビがなく、ソファセットは半分だけしか置かれていないということ。少しでも部屋を広く見せるためで、この手法はほとんどのモデルルームで用いられている。広く見せる工夫があるのは、寝室となる部屋も同様。具体的にいうと、ベッドが小さいのである。こんなのどこで売っているのだろう、と感心するくらい小さなダブルベッドを置いているところもある。隣の子供部屋を見ると、これまた小さなシングルベッドに小型の学習机で、部屋に入った我が子が急に大きく見えたりする。こうした、部屋を広く見せるテクニックに惑わされることなく、客観的な広さをつかむ必要がある。そのためには、チラッと見ただけでは無理。しばらく見続けて、テレビや完全なソファセットがあると仮定した広さをつかむ。寝室では、ベッドや机がまともな大きさの場合、どうなるかを想定することが大切だ。また、天井高のごまかしや、床の段差の有無など、パンフレットや間取り図ではわかりにくい部分もモデルルームでチェックしなければならないポイントだ。

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