天井の照明によって、一応の明るさを獲得した上で、その光が十分届かぬところへ必要に応じて局部的照明を取りつける。それはたとえば、壁にかけられた絵を照らしだすスポットライトであったり、低く下げられて食卓の上を光の中に浮かび上がらせるペンダントであったり、あるいは書き物をする机の上に置かれたテスタースタンドであったりするだろう。こうした局部照明は、必要な場所に必要な明るさを与えるだけでなく、そこから離れた場所にも、横の方から弱い光をひろげていって複雑な影をつくりだし、例の「鼻の下のヒゲ」を消してくれる。
[人気サイト]
本郷台 賃貸
本郷台の賃貸・部屋探し情報
>> [Homepage]
百合ヶ丘 一戸建て
小田急線(百合ヶ丘)の新築一戸建て
>> [Homepage]
小岩 賃貸
小岩の賃貸・部屋探し情報
>> [Homepage]
あびこ 賃貸
あびこの賃貸・部屋探し情報
>> [Homepage]
春日部 賃貸マンション
春日部の賃貸・部屋探し情報
>> [Homepage]
こうした形式は“室多灯型”とでも呼べるだろう。かつて某電機メーカーが、“室二灯”の照明を提唱したことがあったが、ぼくに言わせれば、居間などの、時によって使い方の違う多目的な部屋には、二灯どころではなく、五つも六つも、さまざまの照明が設置されてよいのだ。数多くの光源は、部屋の中に快い光と影の交錯をつくりだすだけでなく、明るいところとやや暗いところ、そしてまた明るいところ……というふうな照度の濃淡が空間に心理的な境界やつながりをつくりだす。たとえば食卓の上を照らしだすペンダントは、食事をする家族の意識を食卓に集中させ、そこを中心とする空間のひろがりをつくりだす。言いかえれば、やや暗い部屋の他の部分は、心理的に遠い場所になる。そして食卓から離れた居間のスペースに、もう一つの局部的な照明かあれば、そこには、その照明を中心とした、もう一つの空間のひろがりが生まれる。