バブルの失敗から我々が学ぶべきことは、経済的合理性を超えたり、社会の歴史的な流れに逆行した行動には、必ず、そのツケを後で払わされるということだ。人口が毎年減少していくのに住宅価格や土地の価格が上昇するのも何かおかしいし、我々の所得が毎年のように低下していくのに、住宅価格が下がらないのもおかしい。最近ではレストランのメニュー価格も安くなっているし、衣料品も安くなっている。そこで不動産価格だけが上昇することがありえるのか。
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こんな疑問を持つことから始めよう。多くの企業は、より質の高いものをより安く供給しようと努力している。そんな社会的、経済的な環境下での不動産市場、不動産価格というものについて、1度、自分の眼で確かめ、自分の頭で冷静に考えてみることをお勧めしたい。経済が右肩上がりで、さらに人口が増加を続けている時代は勉強をしなくても、「待つ」という行動が成功への道であったが、これから先は、「売る」「保有しない」「売買を休む」など機敏にスイッチを切り替えていかねば取り残されていく時代になった。取り残されないためには、社会、経済の動きを把握する鋭いアンテナが必要となってくる。