一人の生活は誰にでも手に入るか

2011.12.02

一人暮らしが割高なものである以上、支払えない人も存在するという点だ。格差社会といわれる現代の日本においては、安定した雇用から外れた人々が、「ワーキングプア」と呼ばれてギリギリの生活を送り、場合によっては住む場所を失ってホームレスやホームレス同然の生活を強いられている。また、「ネットカフェ難民」と呼ばれる人々は、一畳足らずの狭い個室に寝泊まりする日々を過ごしている。もっとも安い賃貸住宅でさえ、初期費用や保証人がなければ手が届かないからだ。

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自分一人で生活を支えられない場合、親が健在で余裕があれば、親元に転がり込むという方法もある。住む場所と食事さえ何とかなれば、たとえ安い賃金でも、場合によっては働かなくても生きていくことはできる。このことは、近年問題となっている「パラサイトシングル」や「引きこもり」と呼ばれる状況とも関係している。しかし、経済的に独立できず、家族と住むしか選択肢のない状況で家族と住むのは、場合によっては双方に大きな負荷をかける。一見すると何の問題もない家庭で家族を殺したり、あるいは見ず知らずの人を襲ったりという事件を耳にするたびに、そのストレスの大きさについて考えてしまう。もし、住む場所もなく路頭に迷うか○○に転がり込むか以外にも選択肢があったなら、状況は変わっていたかもしれない。家族や恋人ではなく、同じように苦しい境遇にある誰かと協力しながら生活する選択肢があったら、結末は違っていたかもしれない。





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